4つ良い方法があります。すでに習慣化していることに上乗せするのも一つの解決法です。
英語学習の習慣化は英語が出来るようになるには最も重要なことのひとつです。
実力を付けるには、思いついたらやるのではなく、習慣化して毎日こつこつ学ぶことが出きるかどうかが成果を左右します。
わかっていても、なかなかできない。そういう人は少なくありません。
そこでハードルが高くない方法を以下に書いていきます。これは私が実際やってきたことでもあります。
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1.すでに生活習慣となっていることに上乗せする
すでに習慣化して楽々できていることに上乗せするという方法もあります。
例えば朝起きてすぐに顔を洗う、歯を磨く人は少なくないですね。
それならば、「朝起きて顔を洗い、歯を磨く」の後に「英語学習に30分の時間を取る」を上乗せします。
ここで習慣化するうえでのとっておきのコツは「朝、起きたら何をするか」を前日に準備してテーブルや机の上に準備しておくことです。
なぜなら顔を洗う、歯を磨くには準備がいりませんが、英語学習はあらかじめ「何をするか」を決めておかないと朝起きてすぐの頭でテーマと教材と学習範囲を決めるのは時間が掛かるので、時間の無駄です。 考えているうちについついスマホに手が伸びてSNSやゲームをしてしまうということになりがちです。
前の晩、寝る前に翌朝使う教材をテーブルや机の上に準備しておきましょう。
朝起きて30分でできる英語学習の例:1回にどれかひとつ
① TOEIC公式問題集のPart5 を解いて、採点して、なぜ間違えたか確認する。
② 攻略したい単語集で1日5語、
- 意味を確認する
- アクセントの位置と発音を確認して口に出して10回言う。
- 単語帳の例文と共に口慣らしする
- 自分の単語帳に意味とアクセントの位置と例文を記録する
2.外出先で「自分一人でこういう状況になったら〇〇をする」と決めておく
「こういう条件になったらこれをする」と自分でルールを作って実行する
例えば;
- 信号待ちになったら今朝、覚えた英単語を覚えているか思いだす。頭の中で発話する。
- 電車を待っている間、SNSはやらずにスマホでBBCニュースを意味を取りながら読む。その際、分からない単語は長押しして意味だけ調べる。
単語を覚えることより、長文への抵抗感を減らすために効果的。 - 洗濯物を干す間はスモールトークや自己紹介で何を話すか考える。
英語で何て言おう?と思ったことは、干し終わったら調べて書き留める。書き留める先は専用ノートでなくてよい。手帳のその日の予定の下に書いてもよい。書きとめるのも、見直すのも手軽にできることを重視する。
3.歩きながら景色、天気、歩いている人たちなどの実況中継をする
この一人で話す練習方法を「ひとりごと英語」という言い方をする人もいます
歩きながら目に入って来ることを次々英語で言います。歩いていれば周りの人はだれも気にしませんし、都会なら聞こえません。自転車運転中も都合がいい時間です。
初めのうちは言葉が出てこなくても、かならず慣れて言葉が見つかるようになりますし、知りたい単語はわからなかったもどかしさを忘れる前に調べましょう。
例:
今日は天気が良い。雲がまったくない。
天気予報で午後雨が降るかもしれないと言っていた。
傘を持ってきたらよかった。
It’s sunny today. There are no cloud in the sky.
The weather forecast says it may be rainy this afternoon.
I should have brought an umbrella with me.
4.一人でオフィスの外にランチに行ったとき
注文してから料理が出てくるまでの間も活用が出来ます
5分、10分程度でできることは、英文を読んで「何が書いてあったか」頭の中で要約する練習です。
日本語では普段、仕事でもプライベートでも「だれだれさんが、こんなことを言っていた」とか「新聞にこんなことが書いてあった」というおしゃべりをするのはよくあることですが、英語話者は英語でこれをしています。英語を「勉強」とだけ考えてしまうと、日常生活で実際どう使うかという視点を見落としがちですので、意識的に練習する時間を取りましょう。
慣れないうちは日本語で頭の中に残っていることだけ「こんなことが書いてあった」とまとめます。
慣れてきて内容が記憶に残るようになったら「その内容を誰かに簡単に口頭で報告するとしたらどう言うか」自分が言える英語にしてみましょう。
<スマホがあればできる要約の練習> 英語の短期記憶に効く!
教材としてある程度、英語を話し慣れている人ならスマホアプリのBBC, NHK World。
まだ英語を話すのは大変!という人、長文に慣れない人はこれもスマホアプリが使える BBC English (レベル分けがある)がお勧めです。
まとめ
習慣化の仕方のコツはなんといっても「手軽で簡単」ということでしょう。大がかりな準備が必要だったり、その都度お金を払うとなると面倒臭くなって「1日くらい休んでもいいか」とサボりがちになり、英語学習から遠のいてしまうかもしれません。
それを防ぐためにも自分の生活スタイルに合った「手軽で簡単」でまずは1日ひとつから始めてみましょう。
そして最後にとっても大切なこと。「何か事情があって中断するときは再開する日を具体的に決める」ことです。そうすれば心おきなく中断できますし、再開できます。自分を責めなくても済むので「やっぱり自分はできない。。。」とトラウマになることもありません。
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この記事を書いた人
仕事の英語パーソナルトレーナー
河野 木綿子(こうの ゆうこ)
ロンドン大学 Goldsmiths College 2000年
心理学部 大学院卒業
東京都青梅市出身
スピーキング初心者歓迎!生徒さん募集中です。まずはご連絡ください。
TOEICテストでおおむね600点代~800点代で英語が話せない人が、英語で仕事ができるようになるお手伝いをしています。
ひとりでも多くの日本人ビジネスパーソンが英語でも日本語の時と同じように活躍できるようになって欲しいです。
25年間大手外資系企業の人事部に勤めた人材開発の専門家。その経験とロンドン大学大学院で学んだ学習理論と効果測定を活かし、日本で第1号となる仕事の英語パーソナルトレーナーを2014年に開業しました。
著名人含む約90名を、仕事の英語デビューに導いてきた実績があります。
【保有資格】
・ケンブリッジ英検
・IELTS 7.5 (1998)
・英国心理学協会の能力・適性テストの実施資格※
※企業で面接、適性検査、能力検査を実施する資格
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